原子核融合反応

原子核融合反応は核分裂同様、原子核反応の一種で、2個以上の原子核が1つになることを言います。たとえば質量数の小さい重水素の原子核を2個合わせるとヘリウム原子核に変化しますが、この際莫大なエネルギーを放出します。核融合反応を起すには、一億度前後という太陽中心部に近い高温が必要なので熱核反応とも言います。水素爆弾は原爆を中心に置いてこれを爆発させ、このとき生じる高温を利用して、核融合反応を起させるもの。核融合は核分裂の3倍のエネルギーを放出するので、1955年ジュネーブで開かれた原子力平和利用国際会議以来、核融合エネルギーを制御して発電に利用する研究が世界各国で進められるようになりました。

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