軽水炉

軽水炉はアメリカで開発された代表的な動力炉で原子力発電の実用化をもたらした代表的な原子炉です。冷却方式の違いにより沸騰水型BWRと、加圧水型PWRがあります。前者は冷却、滅速材の軽水を沸騰させで直接蒸気を取出します。これに対して後者は軽水に約150気圧の圧力をかけて摂氏100度以上の高温でなお運転できるように工夫したもので、つまり沸騰を除いて熱効率をあげたものです。前者は熱交換器は不要ですが、後者は熱交換器で蒸気を作り、タービンを回します。多くの技術的改良が加えられ軽水型炉の経済性は確立されました。日本もコールダーホール製原子炉に替わって各電力会社がこの原子炉を採用し、日本の動力炉の主流になっています。

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