コールダーホール・マグノック

コールダーホール型原子炉はイギリスのコールダーホールに世界で最初にできた、実用規摸の原子力発電所で使われている原子炉です。天然ウランを燃料とし、減速材には黒鉛、冷却材には炭酸ガスを使用し、電力生産のほかプロトニウム生産にも適します。しかしこの型は発電炉として経済性が低く、イギリス内でも影を潜めました。この改良型がマグノック炉です。
マグノックス炉とはイギリスの開発したコールダーホール改良型発電炉のことで、コールダーホール型と周じ天然ウラン燃料、炭酸ガス冷却型ですが、燃料棒をマグネシウム合金で被覆して、燃料効率を高めてあります。日本最初の商用原子力発電所である原子力発電会社東海発電所の炉はこのマグノット炉で、イギリスの商用炉もほとんどがこの方式でしたが建設費が高く、当初期待されたほど経済性は改善されませんでした。

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