半減期

放射性物質は、様々な放射線を出して他の物質に変化していきますが、ある一定量の物質をとって考えると、それが滅る割合は初めほど多く、時が経つにしたがって緩やかになって行き、いわゆる指数曲練を描くことになります。しかし同じ曲線で表わせるといっても、その滅り方の激しさは核種によって異なっていて、一定量の放射性原子核が初めの数のちょうど半分になるまでに要する時間でその程度を示すことができます。この時間を半滅期と言い、500万分の一秒というような短いものから、1千兆年の200倍という天文学的数字の長寿命のものまで核種によって様々です。放射性物質の減り方を時間に対して示す曲線を減衰曲線と言います。半減期一定の放射性物質の減衰曲線はすべて同一であり、成分の分からない徴景の放射性物質の混合物があるとき、その放射能を時間に対して測定すると、既知の減衰曲線と比較して、成分物質の種類を正確に分析することができます。

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